やっと夏休みに入ったので、ブルターニュ地方のサンマロに来ています。
着いた翌朝は、早速サン・サルヴァンのマルシェへ。
まずは魚屋に直行。寝坊して出遅れたので、すでにかなり品薄になってきています。
さすが港町、地元の魚が並んでいて嬉しいこと。おばちゃんたちの揃いのTシャツがかわいい。
久々にサーディンを買おう。春からの産卵シーズンが終わって、少しずつ脂が乗ってきたところ。
昼はポテトフライとムール貝にしよう。
こちらはアイルランド産、好きな人にとっては夏の牡蛎もたまらないはず。
入口にある漁師さん直売スタンドは、鮮度良くお値段も良心的。滞在中、一度は食べたいオマール海老。
お隣も甲殻祭り。観光客も多く盛況なので山盛りだったモノがあっという間に売れていきました。
全て活きている蟹はパリよりも手頃で人気です。
さて、次は野菜。大好きな地元農家のスタンドに行って長蛇の列に並びながら、あれこれとメニューを考えます。
若い人たちが栽培しているビオのスタンドも夏野菜が充実。
どこもトマト祭り。ブルターニュはトマトの産地としても有名です。
ブルターニュのPaimpol(パンポル)名産の白いんげんは、この生の新物が格別に美味しいと思う。
茹でてサラダにするか、オリーブオイルとニンニクで蒸し煮にするのが好き。
野菜を一通り買ったら、次はフルーツ。もうじき旬が終わるアプリコットは食べ納め。
夏の終わりから秋の初めまで、僅かな間に出てくるロレーヌ地方名産、黄金色のミラベルや甘いプラム、レーヌ・クロードもこの季節だけの味わい。
サンマロ滞在中の愉しみのひとつは、このMaison Egler(メゾン・エグレー)のラム酒香るクレープを朝食に頂くこと。朝が待ちどうしくなります。
今回は庭付きの一軒家を借りているのですが、庭の片隅にある畑の野菜は、好きなだけどうぞ! と家主さん。お言葉に甘えて少しずつ料理をしています。
今日ご紹介するのは、毎夏完熟トマトで必ず作っているレシピですが、買ってきたサーディンに庭のトマトとタイムをのせて夕方からアペロにしてみました。
---fadeinpager---
『サーディングリルと完熟トマトのサルサ』
サーディン 8尾
塩 少々
小麦粉 大さじ3
オリーブオイル 適量
【トマトサルサ】
完熟トマト 3個
赤玉ねぎ 1/8個
ニンニクすりおろし 1/2片分
パセリみじん切り 少々
タイム あれば少々
オリーブオイル 大さじ2
塩コショウ 少々
お好みでタバスコ 少々
1.サーディンの準備
頭と内臓を取ってから、身を手で割いて開き中骨を抜く。軽く塩を振って冷蔵庫へ入れ15分ほど置いてから出てきた水分をキッチンペーパーで拭く。
2.ビニール袋に小麦粉を入れ、サーディンを1尾ずつ入れて袋を振りながら粉を薄くつけて、オリーブオイルを入れて熱したフライパンで少し色つくまで焼く。
3.【トマトサルサ】
赤玉ねぎをみじん切りにして10分ほど水に晒して水切り。ボールにサルサの全ての材料を入れ混ぜる。(塩を入れるとトマトから水が出るので味付けは食べる直前に)
4.焼いたサーディンの上にサルサをのせて、タイムを散らして出来上がり。
完熟トマトで作るサルサは、焼いてニンニクを擦りつけたパンにのせると、スペイン風のタパスに。パスタや素麺にも合うので、美味しい時期に是非お試しください!
3, place Bouvet 35400 Saint-Malo
営) 火・金 8~13時